2008-11-17

Digital Native

NHKスペシャル「デジタルネイティブ」

まず、僕自身は番組内に出てきた人たちと程度の差はあれ、デジタルネイティブなんだな。と再確認。
たぶんパソコンに触ったのは保育園のとき、ネットに繋がったのはたしか小学校3年生くらい。
まだ"Yahooきっず"しか使ってなかったし、ディレクトリでしか情報を探せなかったけど。

デジタルネイティブの大きな特徴として
●現実とネットを区別しない。
●情報は無料と考える。
●年齢・肩書き・所属を重視しない
という3項目が挙げられていた。

「情報は無料と考える」
僕は、新聞は読まないしテレビも決まって観ている番組はない。
だけど、Google Newsは毎日チェックするし、毎日チェックしているブログもいくつかある。
基本的には、そこからの情報で普段の生活で困っていることはない。
昔すごく好きだったワイドショーなネタも、ミクシィのサイドバーに出るニュースで十分だ。

インターネットの面白いところが、情報を手に入れるのも、情報を送り出すのもタダなところ。
自分でブログを持つのもあり、YouTubeでチャンネル持って動画で配信するのもあり、発信するために必要なものもタダになったところ。
いま書いているこの"Blogger"ってのもタダ、エントリー書くために知識を入れるためのサイトなんかももちろんタダ。
YouTubeやニコニコ動画なんかだとアカウントさえあれば、世界中にある動画をいつでも観れるようになる。

「現実とネットを区別しない」
アナログな世界だけで、ネットワークがどんどん広がって行けば文句はない。
しかし住んでいる環境、また制約された時間や立場を考えたときに、ネットワークを加速的に広げるためにインターネットというものを使わない手はない。
それを広げるために、ミクシィやFacebookにはアカウントを持っているつもりだった。
しかし、日本中・世界中の誰でも参加しているSNSなんかだと、なんの選別もなく参加している人間ばかりだから、ネットワークとしてはアナログの世界の延長でしかなかった。
時間の節約、そして打率を挙げるためにも、もっと限定されたSNSやコミュニティを探し活用していこうと思った。
少なくとも番組に出てきた人たちは、誰も仕事仲間をFacebookでは探してはなかったから。

「年齢・肩書き・所属を重視しない」
アナログの世界で、そこまで重視している項目ではないが、実際のところ所属や年齢を含めた肩書きというのが、その人が何を言うかのほとんどを決めている。
この項目に関しては、それだけで判断はしないが、リアルなネットワークに広げるときには重視せざるを得ない。といった感じだ。
これは、もしかしたら自分が肩書きで評価をしてもらってきたところが多いからなのかな?と思う。
少なくとも日本人相手には、肩書きを完全に無視することは出来ないな。


番組内で、京都のベンチャー企業「はてな」が取り上げられていた。
はてなは、高校のときからずっとバイトしたいと思っているベンチャー企業なので、どこかホッと自分がいた。
はてなに一番惹かれた理由のひとつが、そのフラットな組織。
議事録から個人面談、取締役会の議事までをも公開している。
また、ビジョンを追い求める姿にも共感している。
資金獲得のための上場を目標とするよりも、自分たちが社会に対して出来ることを優先する。
あぁ、良いな!と思う。

また社長の近藤さんがインタビューで言っていた
「情報の取捨選択をするのは、あくまでも受け手であって自分たちではない。」
というフレーズ。


とりあえず出してみる・発信してみる。
誰かから文句言われるわけでもないし、ごみを出してるわけでもない。
やっぱりインターネット凄いわ。
改めて、この世代に生まれたことに感謝。

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