2009-08-27

ワールドビジネスサテライト





日本中のビジネスマンが観ているであろう番組テレビ東京系の「ワールドビジネスサテライト 」(以下"WBS"とする)
昨日の放送で、Twitter が「つぶやきが生む、新ビジネスとは」と、特集で取り上げられた。


番組についてコメントする前に考慮しなければならないのが、WBSという番組自体がビジネスマン向けであること。
リアルなツイッターを放送するのが目的ではなく、飽くまでも目的が、ツイッターというサービスが今後のビジネス展開にどう影響を与えるのか?を考察することにあること。


ツイッター上で、番組についてのコメントを追っていて多かったのが「デジタルガレージを始めとするツイッターを広めることを商売にしている人界隈寄りの番組構成」だとか「これでツイッターを始める人は少ないだろうな?」といったものだ。
WBSという番組の視聴者層と実際のユーザー層のズレや、番組自体の性質を考えるとしょうがないのかな?と思う。


番組では、ツイッターの商用利用の成功例として、20以上のアカウントを開設して売り上げを伸ばしたDELLや、古くからの常連客以外の若者などにアプローチを図ったフジヤカメラさんなどの事例を取りあげていた。
締めのコメントとしてコメンテーターが「なりすましアカウントや情報操作には気をつけなければいけない」と言っていた。
安易なツイッター参入に対して警告するかのようなコメントは、いまツイッターを楽しんでいる僕や、その他同様のユーザーには嬉しいコメントだったかと思う。
ただウェブページの更新情報を垂れ流すだけの企業アカウントが増えるのでは、企業にとってマーケティング効果はかなり薄い。
ツイッターで求められているのは「中の人」、つまり実際に更新している人の姿を想像できるかどうかにかかっている。

ただアカウントを取って、ビジネス関連の情報を流したり、収集したりするのではなく、部署内で担当している人間が個人でアカウントを取り、先にツイッター内の雰囲気をつかんでおく必要があるだろう。


「サービスを使う人間へのリテラシー教育が必要」といった趣旨のコメントもあったが、ビジネス利用については、他のサービス同様使う人間のリテラシーは求められている。
でも個人利用ならば「とりあえずアカウント取って使ってみる」という実地での体験の方がリテラシー向上には役立つと思うな。


今でこそ、国内でのユーザーが50万人前後と少ないため「内輪ノリ」でやっていけるが、ユーザー数が今後伸びてくることを考えれば、いまこの四半期くらいがツイッター先行組と後進組の境目になるのかな?と思う。
メールマガジンからブログへ、ブログからツイッターへ今後の動きが楽しみだな。

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