2009-06-03

Esquire


今月で休刊ですね。
読者の素養を試されている感じの編集が好きでした。

早くも、復活に向けての動きがファンの間ではあるみたいです。

表紙に書かれたフレーズは"Stay hungry, Stay foolish."
Steve JobsがStanford Universityの卒業式で行ったスピーチでのワンフレーズだ。

僕が、休刊というある節目を迎えた雑誌を目の前にして思い出したのは…
"you can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever."
「未来とは分からないものだ。後で振り返って初めてそれが運命だったんだ。と気づくことが出来る。」
「だから信じ続けなければならない、いまこの瞬間が未来に繋がっているのだと。」

Steve Jobs' 2005 Stanford Commencement Address
スピーチ全文はここ(英文)

1 件のコメント:

渡辺 さんのコメント...

 どうもです。教養系の雑誌はどこも苦しい状態が続いているようですね。「いま」が未来に繋がっている、という話ですが、これは最近物語を読むときに強く意識していることのひとつです。
 悲劇というのは「どうしようもない時間の不可逆性」の悲哀を描いたものだ、云々、というのは哲学者・数学者のホワイトヘッドの言葉ですが、なるほどまさに「時間」の描き方こそが、悲劇であるなしに関わらず、その作品において描かれる関係性の「質的な」変化を描く上でいちばん効果的な方法かもしれないな、ということで、なんともシンクロニシティを感じた次第で。
 思うに、現実に「生きる」というのも、「時間の不可逆性」という物語的時間感覚を「生きる」ということに他ならないわけで、充実して「生きて」いる人は、うまいこと自分の人生を物語化して生きている人なのではないかと。ま、そうすると物語というのは充実して「生きて」いない人に対する「充実」の代替装置だ、という言い方も可能になるのでしょうが(笑)。


 駄文乱文失礼。毎回更新楽しみにしていますんで。頑張ってください。私はリアルでの生活を頑張りますので(苦笑)。